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  • 【スキル体系】サイドラインブレイク(側線速攻)

    【スキル体系】サイドラインブレイク(側線速攻)

    トランジションとは、コンバージョン(攻守切替)が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことでした。
    この時のオフェンスをトランジションオフェンスと呼びます。

    トランジションオフェンスの中で、相手のディフェンスが整わないうちに攻撃することをファストブレイクと呼びます。
    ワンパス速攻もファストブレイクの一種となります。
    この記事では、複数人の選手で組織的に攻めるファストブレイクの中でも、サイドレーン付近を使ってボール運びを行う「サイドラインブレイク(側線速攻)」について取り上げます。

    スキル体系図

    解説

     サイドレーンを使った速攻

    下図の通り、制限区域の幅(4.9m)でゴール間を結ぶレーンをミドルレーン、その右側を「右サイドレーン」、左側を「左サイドレーン」と呼びます。
    下図は、前回記事で紹介した「ミドルレーンを使った速攻」の解説で用いたものです。

    これに対して、サイドレーンだけを使った「サイドラインアウトブレイク」という速攻があるらしい。
    正直、今回勉強するまで知りませんでした。

    JBA指導教本の下巻に、以下の記述がありました。

    通常は、ミドルレーンでボールを運んだほうが、左右どちら側にも攻撃がしかけられるため有利とされているが、相手チームがフルコートのプレスディフェンスをしかけてきた場合は、ミドルレーンでボールを運ぶよりも、一方のサイドレーンの中で縦にボールをつないだ方がほうが安全に早くボールを運べることがある。

    公益財団法人 日本バスケットボール協会 編「バスケットボール指導教本 改訂版 [下巻]」大修館書店, 2016年9月

    今までは、サイドレーン側は、ボール運びの際にはなるべく避けるように指示していました。
    サイドラインに追い詰められる危険性があるためです。
    ラインから出てしまうと相手ボールになってしまいますので、サイドライン君というディフェンスがもう1人いるのと一緒。
    プレスを仕掛ける場合にも、ライン側に追い込むのが基本になると思います。
    そのサイドラインを敢えて速攻で使うとは。

    指導教本には、用語の紹介程度で、そこまで詳しくは載っていませんでした。
    しかし、「バスケットボールの教科書2 戦術と戦略の核心」に詳しく載っていました。
    章の見出しは、「ファンダメンタルの向上と速攻の両立サイドラインブレイク」。
    なんと、ファンダメンタル向上にも役立つらしい!

    サイドラインに沿ってタイミングよく次々に選手が入って、ボールを縦につないでいくのをサイドラインブレイクと言います。
    私は速攻とファンダメンタルの両面の向上でサイドラインブレイクが効果的だと考えています。
    理由は、パスの距離が短く一定なため、腕力の足りない小・中学生でも速攻の形を作りやすいから。
    もう一つの理由に、考えながら走る習慣 を作れることも挙げられます。

    鈴木 良和 (株式会社ERUTLUC)著「バスケットボールの教科書2 戦術と戦略の核心」ベースボール・マガジン社, 2016年12月

    軽く衝撃でした。
    確かに、ミドルレーンを使った速攻で有名な3メンは、パスの距離が少々長くなってしまいます。
    練習としてはとても良いのですが、小学生が実践で使えるかは少々疑問でした。
    実際、試合の場面で3線速攻を見たことはほぼありません。

    これに対して、サイドレーンを使うことで、 パスの距離が一定 になるとのこと。
    小学生には確かにいいですね。

    更に、「 考えながら走る習慣 を作ることができる」
    これは素晴らしい!

     サイドラインブレイク

    サイドラインブレイクとは、どのような速攻なのでしょうか?
    図をみてみましょう。

    ディフェンスリバウンドは通常ゴール付近で取ることになります。
    リバウンドボール獲得直後は、ゴール付近に味方も相手も選手が密集している状態となります。
    そのため、サイドライン側に「アウトレットパス」を出し、速攻がスタートします。

    アウトレットパスのあと、2つ目のパスをミドルレーンの味方に出し、ボールを運んでいくのがミドルレーンを使った速攻。
    これに対して、サイドレーン側に2人目、3人目の選手が走り込み、縦にボールをつないでいくのが、 サイドラインブレイクです。

    ボールの流れが一直線になるように、選手たちが動きます。
    オフェンスに切り替わった時点の自分とボールの位置関係により、選手全員が  臨機応変な動きが必要となり、常に  考えながら走る習慣 をつけることができます。
    「考える習慣」というのが、育成年代にとって非常に効果的な戦術だと思いました。

    攻守が切り替わったあと、ディフェンスは通常ミドルレーンを通ってゴールまで戻ります。
    そのため、サイドレーンは人口密度が低く、ボールを運びやすいエリアなので、安全にボール運びができるというメリットもあります。

    デメリットとしては、速攻の破壊力では3線速攻には敵わないとのことです。
    どんなに素早くボールをつないだとしても、パスの回数が増える分、ディフェンスが数人戻っている状態となります。
    1対0といったワンマン速攻や、ディフェンス1人だけといった有利な状況にはなりにくいとのことでした。

    だからこそ、育成年代はサイドラインブレイクをやる意味はあるとのことでした。

    アウトレットパス後、相手のセーフティの位置によっては、ミドルレーンに走る味方にパスすることもできる。( ノーマークの判断)
    セーフティが遅れているのならば、型通りにサイドレーンを運ぶだけでなく、ワンパス速攻に切り替えることもできる。
    考えて走る習慣が身に付くことで、 臨機応変に攻撃をしかけるバスケIQが鍛えられるということだと理解しました。

    上位の記事

    【ミニバス指導】育成年代で習得すべきスキル体系図一覧
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    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 2022年ナイターリーグ開催方針について打合せ実施

    2022年ナイターリーグ開催方針について打合せ実施

    本日、2022年度のナイターリーグ開催について、事務局で打合せを実施しました。
    打合せ結果を元に、今後の方針について書いてみます。

    まず、各所属チームにご協力頂いたアンケート結果の掲載とともに、前回の打合せ結果を八戸ナイター情報サイトの下記ページにてお知らせしていました。
    2022年度リーグ開催に関するアンケート結果と今後の方針について
    本ブログでも下記記事でお知らせしていました。
    2022年ナイターリーグ今後の方針について情報を掲載しました

    お知らせした内容をまとめると、
    開催要項検討のための準備期間をしっかりと確保した上で、短期開催の方向で開催要項を検討する。
    開催要項は、春頃を目標とする。
    でした。

    いつも会議で使っている市の施設が今週からやっと使えるようになりましたので、本日事務局で打合せを行い、今後の方針について話し合いを行っています。

    コロナの状況については、正直なところ、前回打合せした時から全然変わっていないと考えています。
    新規感染者数は依然として減ることは無く、県も市も高止まりの状況が続いていると言えると思います。

    そんな状況でも、新年度から学校の部活動は再開することが許され、少しずつバスケができる世の中に戻りつつあります。
    この先どうなるかは誰も分からないのですが、現時点では、前回お伝えしていた通り、開催の方向で進めていくことで決めました。

    今後のスケジュールをざっくりですが紹介しておきますね。

    夏頃開催する方向としていた短期の大会は、7月〜8月頃で考えています。
    基本はトーナメント方式。参加チーム数に応じて、いくつかのブロックに分かれて戦うこととなります。

    試合は、日中の週末に実施という案で一時は体育館も抑えたのですが、学校バスケの大会時期と重なることが分かり断念。
    そのため、過去にナイターバスケを行っていた夜の時間帯で実施する道を探ることにしました。
    感染対策をしっかりと行った上で、コート2面で1日4試合ずつトーナメントを消化していく感じはどうかと考えています。

    これから具体的に開催要項を文書化していく作業に入ります。
    事務局のメンバーで揉んだ上で、今月末ぐらいには各チームに参加募集をかけられるよう動きます。

    前回のお知らせでもお伝えしていた通り、コロナ禍での開催となり、感染対策をしっかり行うことが大前提。
    そのため、開催要項にも多くの条件を付けざるを得ないと思います。
    それでも多くのチームにご協力頂き、大会を成功させることができたらと考えています。
    何卒ご協力をよろしくお願いします!

    また、動きがありましたら、ここでお知らせしますね。
    それでは、また!

  • 【スキル体系】ミドルレーン中心のファストブレイク

    【スキル体系】ミドルレーン中心のファストブレイク

    トランジションとは、コンバージョン(攻守切替)が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことでした。
    この時のオフェンスをトランジションオフェンスと呼びます。

    トランジションオフェンスの中で、相手のディフェンスが整わないうちに攻撃することをファストブレイクと呼びます。
    ワンパス速攻もファストブレイクの一種となります。
    この記事では、複数人の選手で組織的に攻めるファストブレイクの中でも、ミドルレーン付近を使うものについて取り上げます。

    スキル体系図

    解説

     ミドルレーンを使った速攻

    下図の通り、制限区域の幅(4.9m)でゴール間を結ぶレーンをミドルレーンと呼びます。
    そして、ミドルレーンの右側が「右サイドレーン」、左側が「左サイドレーン」です。

    ミドルレーンを中心としたファストブレイクでは、 2メン 3メン が有名です。
    これらは練習メニューとしても超有名ですね。
    私のチームでも普段の部活動で行っていますし、私が学生だった大昔からやっている練習です。

     5mのスペーシング

    2メン、3メンの速攻において大切なことの1つに、スペーシングがあります。

    スペーシングとは、オフェンスとオフェンスの間隔のことを言い、5m以上空けることでディフェンスが守りにくくなるとされています。
    逆に、5mより狭いスペーシングだと、1人ディフェンスが2人のオフェンスをカバーできてしまい守りやすくなってしまいます。

    しかし、距離を空ければ良いというものではありません。
    距離が空き過ぎてしまうと、今後は強いパスが通らなくなってしまいます。
    ふんわりとした弱いパスとなってしまい、カットされる危険性が高まります。
    オフェンス間の距離は、5mを保つことが良いとされています。

    2メンの場合には、2人が制限区域の少し外側を走ることで、5mの間隔が保てます。
    制限区域の幅が4.9mなので、ちょうど良い目印ですね。

    3メンの場合には、真ん中を1人走ります。
    両サイドを走る2人は、ファウルライン(フリースローライン)の延長線が3ポイントラインと交差する点。
    これを目安にするのが良いとのことです。
    この点は、計算すると、コートの中央から約5.26mとなります。
    良い目印となりますね。

    練習で行う、2メン、3メンは、パスだけでレイアップシュートまで持っていくことが基本となります。
    しかし、実践では、 ドリブル をしながら、ディフェンスの動きを探ることが多いと思います。
    ディフェンスが出てきたら、すかさず味方にパス。
    この時、ノーモーションで素早くパスできる  クイックパス が重要となります。

    3メンによる速攻の注意点

    ファストブレイクで3対2の状況となった場合、3人でボールを運んで行ったとしても、最終的には2対1の状況を作ることが望ましいとされています。
    3対2の状況では、ディフェンス2人は縦に並ぶことが多いと思います。
    制限区域よりも前の段階でディフェンス1人をかわし、ゴール付近で2対1の状況を作るように、目的を持って攻めることが重要となります。

    何も考えずに3対2のまま進んでいくと、ゴールに近づくにつれて5mという最適なスペーシングが保てなくなります。
    そうなると、せっかく3対2で数的有利な状況にも関わらず、ディフェンス側は1人で2人をカバーできてしまう状況となります。
    数的有利な状況を活かしきれなくなってしまいます。

    また、ディフェンスが1人で3対1の状況の場合、そのまま攻めるのではなく、なるべく2対1を作る方が良いとのことです。
    万が一パスミス等で相手にボールが渡ってしまった場合、相手チームが人数的に有利となるためです。
    そのまま3人で攻めるのではなく、ボールマンはどちらかのサイドによることで2対1を作ることができます。

    練習の3メンは速攻の練習ではない

    普段練習メニューとして行っている3メンについて、
    鈴木 良和 (株式会社ERUTLUC)著「バスケットボールの教科書2 戦術と戦略の核心」
    に以下の記述がありました。

    3メンはほとんどのチームがやっている「超」がつくほど有名な練習ですが、実は試合中にこの形で速攻を出せる場面はあまりありません。
    3メンには速攻の練習という目的の他に、繰り返し行うことで脚力をつけたり、パスやキャッチなどのハンドリングを磨いたりするという意味もあります。
    しかし、もしこれを速攻の場面を増やすために取り組んでいるのだとしたら、もう少し速攻の形を吟味する必要があるかもしれません。

    確かに、実際の試合で3メンの練習のような、3線速攻は見たことがありません。

    著者の鈴木さんの仰る通り、練習の目的はハンドリングや脚力といったファンダメンタルです。
    普段の練習において、この目的をもっと明確にして周知しなければと反省させられました。

    もしも3線速攻行うとした場合にポイントとなるのは、真ん中の選手の判断力とのことです。
    ディフェンスを引きつけてかわして2対1の状況を作ったり、ディフェンスの位置を見極めて両サイドにパスを捌いたり。

    練習の3メンでは、ボールの流れが決まっていることが多いですからね。
    この判断という部分が欠けています。
    もしも速攻の練習として3メンをやるのだとすれば、ディフェンスを1人置くことが効果的とのことでした。
    今後、練習メニューを組む上で参考になると感じた部分でした。

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    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 【スキル体系】シュート成功後のスローインからの展開

    【スキル体系】シュート成功後のスローインからの展開

    トランジションとは、コンバージョン(攻守切替)が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことでした。
    この時のオフェンスをトランジションオフェンスと呼びます。

    トランジションオフェンス開始のきっかけは、以下の3つの要因があります。

    • ディフェンスリバウンド
    • ターンオーバー
    • シュート成功後のスローイン

    本記事では、シュート成功後のスローインからトランジションオフェンスに展開するケースを取り上げ、体系図について説明していきます。

    野球は攻撃と守備がはっきりと分かれていますし、サッカーもゴールが決まったらセンターサークルからキックオフで再開です。
    これに対して、ハスケットボールは、シュートが決まっても時間が止まりません。(ゲーム終了2分前を除く)
    オフェンスしていたチームは、すぐにディフェンスとなります。
    ここで素早く攻撃を開始することで、相手がディフェンス陣形を整える前に速攻を仕掛けることが可能となります。

    スキル体系図

     

    解説

     気持ちの切り替え

    相手にシュートを決められた訳だからね。
    せっかくディフェンス頑張ったのにね。
    ただね。落ち込んでる暇は無いんだよな。
    バスケットボールは、点を取り合うスポーツなんだから。
    点を取ったら取り返す。
    落ち込んでいる時間があったら攻めましょう。

     素早いスローイン

    シュートを決められた後のスローインは、審判が触れる必要が無く、ゲームクロックも継続です。
    相手がディフェンスに戻る前に、とにかく早くスローインすることで、ファストブレイク(速攻)に持っていくことが可能です。
    そのため、 なるべく近い選手がスローイン を行うように決めておくことが効果的とのことです。

    自チームでは、ボールを運ぶ選手(ガード)と、そうでない選手(フォワード)と大きく2つに分けています。
    ミニバスでは、ポジションを決めてしまうのは一般的に良く無いこととされています。
    ポジションというのは、ガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、センター。というやつです。

    今身長が大きい選手が、この先ずっと大きいかなんて誰にも分かりません。
    ポジションという型にはめて、できるプレイが限定された選手を育てるのはダメ。なるべくオールラウンダーを育てましょう。
    というのがJBAの方針であり、私もおおむね同意しています。

    ただ、誰がボールを運ぶかぐらいは決めないと試合になりません。
    ボールを運ぶか、運ばないか。
    この区分けで選手を分けると、結果的にガードとフォワードとなります。

    それで、シュート後のスローインも、ガードが行うよう指示していました。
    しかし、ガードはゴールから離れた位置に居る可能性が高い。
    スローインからの速攻を狙うとしたら、今のままでは難しいと気づきました。

    そして、スローインの際に重要となるのは、リバウンドからのアウトレットパスのところでも取り上げた、両手で確実なパスを出すことです。
    スローインのパスは狙われやすく、ミニバスというか、私のチームはとにかく苦手。
    素早いパスが必要な場面ではありますが、咄嗟に止められる  チェストパス や  オーバーヘッドパス を用いるのが、この場面では正解となります。

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  • 【スキル体系】ターンオーバーからの展開

    【スキル体系】ターンオーバーからの展開

    トランジションとは、コンバージョン(攻守切替)が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことでした。
    この時のオフェンスをトランジションオフェンスと呼びます。

    トランジションオフェンス開始のきっかけは、以下の3つの要因があります。

    • ディフェンスリバウンド
    • ターンオーバー
    • シュート成功後のスローイン

    本記事では、ターンオーバーからトランジションオフェンスに展開するケースを取り上げ、体系図について説明していきます。

    基本的には、リバウンドからの展開が一番多いのですが、ミニバスでも新チーム切替り直後は特に、ターンオーバーによる攻守切替が多くあります。
    相手のターンオーバーでせっかくボールをもらっても、焦って攻めようとして、こちらもターンオーバーする。ミニバスあるあるだと思います。

    そうならないために、ターンオーバーからのトランジションオフェンスというものも、指導者としては頭に置いておかなければならないと思いました。

    スキル体系図

    解説

     ルーズボールに対する粘り強さ

    これは基本中の基本ですね。
    なのですが、なかなか意識させることができていない反省要素です。
    ドリブルのファンブルやパスミスなど、相手のミスによるルーズボール、果たしてどれだけ獲得できているのだろう。
    ルーズボールは何が何でも必ず獲る!という意識が最優先だと思います。
    どうしたら身に付くかは別に考えるとして、必要なスキル要素として挙げときました。

     ノーマークの判断

    ルーズボールを獲得できたら、ディフェンスからのリバウンドと同様に少しでも早く相手ゴールに迫ることが重要となります。
    ディフェンスリバウンドと違うのは、敵味方選手がコート上に散っている状況ということだと思います。

    リバウンドからのトランジションオフェンスならば、真っ先に確認すべきは前に味方が走っているか?だと思います。
    ターンオーバーでは、ノーマークの味方を探すために、更に瞬時に的確な判断が必要になると思います。

    とは言え、冒頭にも書いた通り、ここで焦ってしまうことが多いんですよね。
    せっかくもらったボールを自らミスって相手に返してしまう。
    そうなるよりだったら、ゆっくり攻めた方が良いとも思います。

     攻撃に参加する人数

    ルーズボールを獲得して、トランジションオフェンス開始。
    ただし、この時、攻撃に参加する人数はしっかり決めておくべきとのことです。
    正直、ここまで考えていませんでした。

    ターンオーバーからのトランジションオフェンス開始。
    この状況を想像すると、相手プレーヤー全員はディフェンスに戻っていない(戻れない)状況が多いと思います。
    この時に、何も考えずに5人全員が攻めていたとしましょう。
    例えば5対3といった状況になりました。
    2人も多く有利な状況なので、簡単に点が取れるだろうと思っていたところに、シュートを外す。
    たちまち逆速攻を食らってしまいます。
    相手選手2名は、当然後ろに残っている訳ですから。

    そうならないためにも、 逆速攻のリスク を知識としてしっかりと分かった上で、 攻撃に参加する人数 を決めておくべきだと思いました。
    なるべく数的有利な状況で攻めたいので、相手+1人が理想なのだと思います。
    残った選手は、セーフティ的な役割で、攻撃に参加しない。
    「もしも逆速攻食らったら…」と選手自ら考えて残ってくれるのが理想ですけどね。

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  • 【スキル体系】ディフェンスリバウンドからの展開

    【スキル体系】ディフェンスリバウンドからの展開

    トランジションとは、コンバージョン(攻守切替)が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことでした。
    この時のオフェンスをトランジションオフェンスと呼びます。

    トランジションオフェンス開始のきっかけは、以下の3つの要因があります。

    • ディフェンスリバウンド
    • ターンオーバー
    • シュート成功後のスローイン

    本記事では、ディフェンスリバウンドからトランジションオフェンスに展開するケースを取り上げ、体系図について説明していきます。

    スキル体系図

     

    解説

     ワンパス速攻

    ディフェンスリバウンドを獲得した瞬間、相手よりも前を走るフリーの味方が居る場合には、 ワンパス速攻 を狙うべきです。
    パスが通れば確率の高いレイアップショットを打つことができ、相手にも精神的に大きなダメージを与えることができます。

    ワンパス速攻を成功させるために、リバウンドを獲得していない選手に必要なこと。以下の通りです。

    • オフェンスの開始を素早く認識し、 ディフェンスの位置 を把握した上で、 ゴールに向かって走る こと。
    • 後ろから飛んできたボールをしっかりとキャッチ。トップスピードで走っている状態からの正確な レイアップショット。

    また、パスを出す側、リバウンドを獲得した選手に必要なことは以下の通りです。

    • 前を走っているノーマークの味方を瞬間的に認識すること。( ノーマークの判断)
    • ロングパスを出すために必要な ベースボールパス のスキル。

    走っている状態で、後ろから飛んできるボールをキャッチしてレイアップシュートに持っていくこと。
    ミニバスレベルでは、かなりレベルの高い複合的な動作だと思います。
    とは言え、さすがゴールデンエイジ。練習すればすぐにできるようになるんですけどね。
    コーディネーション能力の中でも、空間を認識する能力「 オリエンテーション」が重要となります。

    そして、パスを出す側ですが、ミニバスでも4年生など若い世代では特に、ボールを遠くまで投げるという筋力が足りない場合が多くあります。
    無理なロングパスで届かずにカットされてしまい、せっかく獲得したディフェンスリバウンドが無駄になってしまうということも。
    パスを出す側は、自分がどこまで遠くまでパスを投げることができるのか、まずは認識することが大事だと思います。

    そういう意味では、ワンパス速攻というのは、選手が限定されますので、ミニバス現場では優先度がやや低めのスキル要素になると考えます。
    ここまで書いておいてアレですが。

     アウトレットパス

    ディフェンスリバウンドの項目でも登場した内容です。
    ディフェンスリバウンドからトランジションオフェンスに展開する場合で、一番多いケースかと思います。

    リバウンドを獲得した直後は、選手が密集しており、常にボールを狙われている状況と考えた方が良いです。
    そのため、 レシーバーとの連携 を行うことで、確実に  アウトレットパス を出したいところです。

     パスを受ける位置 は、基本的にはサイドレーンの人口密度が低い領域となることが多いと思いますが、チームでしっかりと取り決めをしておく必要があると思います。
    相手プレーヤーがパスカットを狙って来ても咄嗟にパスを止めることができる、 チェストパスや オーバーヘッドパスといった両手でパスを行うように心がける必要があります。

    パスも両手で出すべきところ、片手で出すべきところ、それぞれ意味があるプレーです。
    片手でカッコつけた変なパスを出してカットされたり、周りをろくに見ないまま謎のジャンピングパスをしてしまったり、自分のチームでは良く見受けられました。
    使用する場面をしっかりと教え、なぜそのパスを行ったのか?選手たちが答えられるようでなければダメですね。

     ドリブルで抜け出す

    アウトレットパスをどうしても出すことができない場合には、 低いドリブルを使って密集地帯から抜け出す必要があります。
    ここで、ドリブルが得意な選手であれば、そのままボール運びを行うことでも良いと思います。
    と指導教本には書いていました。

    ただし、どうしてもパスを出せなかった場合の対応です。
    ドリブルよりもパスを繋いだ方が断然早くゴールに近づくことができる。
    このことを、チーム全員が認識した上で、プレイを選択しなければならない。そう思います。

    上位の記事

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    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 【スキル体系】トランジションオフェンス

    【スキル体系】トランジションオフェンス

    トランジションとは、英語で「移り変わり」という意味です。
    リバウンドの項目で取り上げた「コンバージョン(conversion)」は、攻撃と守備の切替りそのものを表していました。
    これに対して「トランジション(transition)は、攻守切替が発生してから、攻撃側がゴール付近までボールを移動させる過程のことを言います。
    この時のオフェンスが「トランジションオフェンス」、ディフェンスが「トランジションディフェンス」です。
    そして、「トランジションオフェンス」の中でも、相手のディフェンスが整わないうちに攻撃してしまおう!という戦術が「ファストブレイク(速攻)」です。

    ミニバスの試合は、攻守切替がとても多いです。
    他のカテゴリと比べるとトランジションオフェンスが多い傾向にあると思います。
    その理由は、これから上手くなっていく子供たちだからです。
    今ミスが多いのは仕方無く、オフェンスも他のカテゴリに比べてトランジションオフェンスが多い傾向にあります。
    特に新チームに切り替わったばかりの時や、練習試合のハーフタイムで行うミニゲームなどは、ほぼトランジションと言っても過言ではありません。

    そのため、試合の中で多く現れるトランジションオフェンスは、チームとして優先度の高い要素であると私は考えています。
    また、ゆっくり攻めるオフェンスと違い、状況が刻々と変化するトランジションオフェンスは、瞬間的な判断や、スピードに乗った状態からの正確なプレーが要求されます。
    育成年代の子供たちにとっても、この優先度を上げることで得るものが大きいと考えています。

    本記事は、トランジションオフェンス全体のスキル体系図となります。
    書籍等から学んだ内容を元に、育成年代で習得してほしいスキル要素を一目で見渡せるように図で示したものです。
    各グループの詳細は、それぞれリンク先に記事を書いています。
    なお、スキル体系図カテゴリの記事は、今後も学習していた結果で随時更新していきますので、ご了承ください。

    スキル体系図

     

    解説

     ディフェンスリバウンドからの展開

    https://oziii18.com/basket/skill/of101/

     ターンオーバーからの展開

    https://oziii18.com/basket/skill/of102/

     シュート成功後のスローインからの展開

    https://oziii18.com/basket/skill/of103/

     ミドルレーン中心のファストブレイク

    https://oziii18.com/basket/skill/of104/

     サイドラインブレイク(側線速攻)

    上位の記事

    【ミニバス指導】育成年代で習得すべきスキル体系図一覧

  • 【Chrome】統一した解像度でWebサイトのスクショを取る方法

    【Chrome】統一した解像度でWebサイトのスクショを取る方法

    Webサービスの紹介記事や、取扱説明書の挿絵として、Webサイトのスクリーンショットを取ることが多くありますが、常に一定の解像度(サイズ)でスクショ画像を撮る方法をメモしておきます。
    ブラウザのツールバーなど不必要な領域は除いて、Webコンテンツのみをスクショする方法です。
    拡張機能等は不要で、Chromeの標準機能のみを使った方法です。

    はじめに

    対象とする環境は以下の通り、Macを使った場合の例です。
    macOS Monterey 12.3.1
    Google Chrome 100.0.4896.60

    ブラウザごとスクリーンショットを取るのであれば、以下の操作で可能です。
    Macの場合、[Shift]+[Command]+[4] → [Space] → ブラウザクリック
    ちなみにWindowsならば、ブラウザをアクティブにした状態で、[Alt]+[PrintScreen] ですね。

    ただ、この方法だと、ブラウザのメニューやツールバーなども一緒にスクショされてしまいます。
    紹介する方法は、Webコンテンツの表示領域だけを一定解像度で撮る手順を紹介します。

    一定の解像度でスクショを撮る手順

    まず、Chromeでスクショを取りたいWebサイトを開きます。
    そして、[F12]押下。
    または、システムメニューから[表示]→[開発 / 管理]→[デベロッパーツール]押下。

    下図の通り、右側にWeb開発者用の領域が表示され、デベロッパーモードになります。
    サイドバー上にある「デバイスのツールバーを切り替え」ボタン押下します。(赤枠箇所)

    スマホやタブレットの見た目を確認できるモードになります。
    下図は、iPhone 12で表示した様子を表しています。

    スクショを取りたい大きさに合わせて、デバイスを選択します。
    私の場合には、「iPad Pro」(1366×1024)に統一して撮ることが多いです。
    下図のように、「レスポンシブ」を選択すると、ピクセルを入力して自由にサイズ調整することが可能です。

    欲しい解像度のデバイスを選んでいる状態で、「点が縦に三つならんだボタン」をクリックしてコンテキストメニューを開き、「スクリーンショットをキャプチャ」を実行。
    PNGファイルとしてスクショが取られ、ダウンロードフォルダに保存されます。

    縦長でWebページ全体のスクショを撮る方法

    ちなみに、一定サイズではなく、縦長でWebページ全体のスクショを取ることも可能です。
    その場合は、「フルサイズのスクリーンショットをキャプチャ」をクリック。
    このやり方は、Webで調べるといっぱい出てきますね。

    Safariには同じ機能は無い?

    Chromeで紹介したこの方法、初めはSafariで同じことができないか調べていました。
    昨年まではWindowsとMac両方使っていましたが、今年からはほぼMac一色となり、使うブラウザもほぼほぼSafariを使うようになったためです。
    しかし、Safariでは、縦長のWebページ全体を撮る方法は簡単に分かりましたが、本記事のように解像度を一定にして撮る方法は見つけられず。
    Chromeと同じような開発者モードである「Webインスペクタ」を使っても簡単には見つかりませんでした。
    まあChromeで出来ればいいんですけどね。

    おわりに

    画像のサイズや拡大率は、なるべく揃っていた方が読み手にとってやさしいと思います。
    この方法は、仕事でWebアプリケーションの取扱説明書を作成していた時に活用していました。
    基本的にiPadで運用することが前提のWebアプリケーションでしたので、デバイスにiPadを選択してスクショを取り、MS Wordに図として添付していました。
    Wordに添付するときにも、図の拡大率は統一するよう注意することで、統一感のある文書になるよう注意していました。
    読みやすいドキュメントや記事を書く上で、統一感は大切であると改めて感じました。

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    それでは、また!

  • 【スキル体系】リバウンドボール獲得とその後の動作(オフェンスリバウンド)

    【スキル体系】リバウンドボール獲得とその後の動作(オフェンスリバウンド)

    リバウンドは本来ディフェンス側に有利なものですので、オフェンスリバウンドを獲得できれば、それだけでチームの勢いにつなぐことができます。
    確実に次のオフェンスに繋ぐために、オフェンスリバウンド獲得後の動きについてまとめます。

    スキル体系図

    解説

     シュート

    リバウンドボールをゴールに近い位置で獲得できた場合、そのままシュートに行くのが理想です。
    ただし、ゴール下は、相手プレーヤーが密集していることが予想されますので、以下の身体の使い方が効果的となります。

    • ボールはなるべく下げない。最低でも顎下より下はダメ。
    • 安易なドリブルや、腹の前まで下げるのはディフェンスに狙われる危険性が高い。
    • 頭上キープのままシュートフェイク を行ったり、 ピボットで相手をかわす 練習を行うと効果的。
    • ディフェンスの位置に応じて、左右どちらの手でもシュートできるようにするのが望ましい。

    余裕があれば、着地せずにそのままタップシュートという選択肢もあります。
    決まればディフェンスに狙われることもなく効果的です。
    しかし、育成年代では、しっかりと両手両足でプレーすることを優先すべきとのことでした。
    確かにカッコいいので、身体能力の高い子どもほど、タップやりたくなりがち。
    基本がしっかり身についているなら、何も文句は言いません。

     ドライブ

    ゴールより離れたところでオフェンスリバウンドを獲得した場合です。
    ディフェンスの位置関係を瞬時に見定めた上で、ゴールに向かってドライブという選択肢もあります。( ディフェンスの位置把握)
    ディフェンスは、パスアウトするという先入観がありますので、パスフェイクからのドライブがとても効果的です。

     パス

    オフェンスリバウンドを獲得したとき、バランスを崩していたり、相手に囲まれてしまっているときには、無理せず味方へパスすることも有効です。
    この時、一度シュートフェイクを入れることが効果的。
    リバウンド直後のゴール下は、選手が密集している可能性が高いです。
    近い味方にパスするよりも、3ポイントラインぐらいまで離れた味方にパスした方が安全です。

     ドリブルで抜け出す

    シュートもできず、パスする相手もいない場合には、ドリブルで密集地帯から逃れるという選択肢もあります。

    この時、思い切って大きくハーフライン付近まで戻ってしまうことが効果的です。
    中途半端なプレイは、相手にボールを奪われてファストブレイクを許してしまう危険性が高いです。

    シュートクロックがリセットされ、14秒間の攻撃チャンスがあるので、一旦広げて仕切り直すことも大事です。
    広げる際に、バックドアカットした味方にパスするなど作戦を取れる可能性もあります。

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    【ミニバス指導】スキル体系図
    【スキル体系】Re200 – オフェンスリバウンド

    スキル体系図の見方

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 概要とフォーマット

    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 【スキル体系】ブロックアウトを外す(オフェンスリバウンド)

    【スキル体系】ブロックアウトを外す(オフェンスリバウンド)

    リバウンドのポジション争いでは、ディフェンス側はゴールに近い場所に居ることが多く有利となります。
    オフェンス側の立場では、ブロックアウトされることで、ゴールから遠いリバウンドに不利な場所へ締め出されることとなります。
    この時、ブロックアウトをうまく外すことができれば、オフェンスリバウンドを獲得できる可能性が一気に高まります。

    スキル体系図

    解説

    公益財団法人 日本バスケットボール協会 編「バスケットボール指導教本 改訂版 [下巻]」によると、ブロックアウトを外すための個人スキルとして以下5つ紹介されています。

     ストレートカット

    ブロックアウトしようと近づいてきたディフェンスがターンしようと横向きになった瞬間、隙をついてゴールに向かって走り込む。

     フェイク&ゴー

    ディフェンスがブロックアウトのためにターン。
    ターンして背中に背負ったあとは、オフェンス側の動きを見てスライドを行う。
    ここを逆手に取り、1歩踏み出してスライドさせ、逆方向にサイドキックしてリバウンドに飛び込む。

     ステップバック

    ブロックアウトしたディフェンスが、外に押し込もうとして体重をかけてきた瞬間、1歩後ろに下がってバランスを崩す。その隙にリバウンドに飛び込む。

    ここまでは、ブロックアウトしている相手プレーヤーとの駆け引きが重要となってきます。( 相手との駆け引き)
    頭でやり方を覚えたとしても、試合で咄嗟にできる可能性が低い気がします。
    練習に組み込み、普段から実践することができる環境づくりができたらと思いました。

     スピンムーブ

    ブロックアウトで完全に押され込まれてしまった場合、相手の背中に自分の半身を密着させ、相手に近い方の足を軸に  リバースターン を行うことで効率よく相手より前に出ることが可能です。

     

     スイムムーブ

    水泳のクロールの要領で、相手の腕を上から押さえ込む。
    同時に、自分の足を相手の足の前に出して、ディフェンスをブロックアウトするというスキルです。
    大前提として、相手よりも自分の腕を高く上げておくことが重要です。
    やはりリバウンド争いの場面においても、 ハンズアップ が重要です。

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    【ミニバス指導】スキル体系図
    【スキル体系】Re200 – オフェンスリバウンド

    スキル体系図の見方

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 概要とフォーマット

    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 【スキル体系】コンバージョン発生を認識(オフェンスリバウンド)

    【スキル体系】コンバージョン発生を認識(オフェンスリバウンド)

    オフェンスとディフェンスの切り替わりのことをコンバージョン(conversion)と呼びます。
    リバウンドは試合中に発生する最も多いコンバージョンです。
    ディフェンスリバウンドと同様にコンバージョンの発生をいち早く認識し、リバウンドの体制に入ることが重要となります。

    スキル体系図

    解説

     攻守切替の共有 /  大きな声を出す

    オフェンスリバウンドも、コンバージョンが発生したことをチーム全員で共有することが重要となります。
    ディフェンスリバウンドの場合には、オフェンス選手が内側に入ってこないよう、チーム全員でボックスアウトを行うことが一般的でした。
    逆にオフェンスの立場になると、ボックスアウトされる前に先手をとって動くことが必要となります。
    そのためも、声を出し合ってチーム全員でコンバージョンを認識することが重要となります。

     役割に応じたポジション

    オフェンスリバウンドでは、5人全員がリバウンドに参加してしまうと、相手がリバウンドボールを獲得した場合にファストブレイクを許してしまうリスクがあります。
    そのため、リバウンドに参加する人数や、セーフティに誰が行くかなど、チームの戦略に沿って動くことが重要となります。
    決められた役割を全うするために、味方選手や相手選手、ボールやゴールの位置関係を瞬時に把握することが重要です。( 関係者の位置関係の把握)
    そのために、コーディネーション能力「 オリエンテーション(定位)」を磨くことが効果的です。

     リバウンドの参加人数

    オフェンスリバウンドの戦略として、リバウンドに参加する人数、セーフティに誰が行くのかを定めておくことが重要です。
    参考文献によると、一般的な戦略として。以下のものが紹介されていました。

    • リバウンドに参加するのは3人。
    • 1人はセーフティ。相手のファストブレイクに備えるためハーフライン上まで下がる。
    • もう1人は、フリースローライン付近で、ロングリバウンドとセーフティ両方に対応できるように備える。

    近年のNBAでは、「5人全員リバウンドに行かない」という戦略もあるようです。
    選手の能力や特色から、チームにあった戦略をしっかりと定め、選手たちが役割を全うすることが大切となります。

     セーフティのリバウンド参加

    セーフティはオフェンスリバウンドに参加しないため、マークしているディフェンスはブロックアウトを行う必要はありません。
    これを逆手に取り、試合展開に応じて、セーフティもリバウンドに参加させるという戦略を取ることができます。
    ファストブレイクを許してしまうというリスクはありますが、点差が競っている場面など、ここぞという時に有効な作戦です。

     セーフティの重要性

    今までの説明と重複しますが、セーフティの役割は「ゴールを守ることを優先して無条件に自コートに戻る」です。
    セーフティがいなければ、シュート確率が極めて100%に近いノーマークのレイアップシュートを許してしまうことになりますので、非常に重要な役割です。

    セーフティ以外の選手も、ボールに近い選手はなるべく相手にプレッシャーをかけて攻撃を遅らせる必要があります。
    そうしなければ、いくら1人セーフティを置いたとしても、相手が数的有利な状況となりますので得点を奪われてしまう可能性が高くなってしまいます。

    相手にプレッシャをかける際には、一か八かボールを奪うというようなギャンブルなディフェンスは禁物です。
    仮にボールを奪えたとしても、状況的に相手選手が多く残っている状況となりますので、簡単なシュートが打てるわけがありません。
    ギャンブルディフェンスでボールを奪えなかったとしたら、そのままファストブレイクをやられてしまうだけです。
    ボールを奪うことではなく、ファストブレイクをなるべく遅らせることを意識したディフェンスを行う必要があります。

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    【ミニバス指導】スキル体系図
    【スキル体系】Re200 – オフェンスリバウンド

    スキル体系図の見方

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 概要とフォーマット

    参考文献

    【ミニバス指導】スキル体系図 – 参考文献

  • 【スキル体系】オフェンスリバウンド基本

    【スキル体系】オフェンスリバウンド基本

    オフェンスリバウンド全体に影響を与える基本要素について解説します。

    スキル体系図

    解説

     オフェンスリバウンドの重要性

    オフェンスリバウンドを獲得すると、1回の攻撃で何度もシュートにチャレンジすることができます。
    リバウンドボールはゴールに近い場所で獲得できることが多いため、確率の高いシュートを打つことができます。

    得点期待値を見ると、オフェンスリバウンドを1回取ることで、1回の攻撃における得点期待値が2倍になることが分かります。
    シュート確率を50%とした場合、1回のシュートの期待値は1.0点。
    オフェンスリバウンドを1回取ることで期待値は2.0点となります。

    シュート確率が同じチーム同士が試合をした例を考えます。
    両チームともディフェンスリバウンドをきっちり取ったとしたら、得点はだいたい同じ。競った試合となります。
    オフェンスリバウンドは、この拮抗した両チームの得点バランスを崩すことができます。
    オフェンスリバウンドを取るということは、相手の立場でディフェンスリバウンドを取り逃すということですから。
    そのため、1人でも優秀なリバウンダーを育てることができれば、チーム力を飛躍的に向上させることができると言われています。
    スラムダンクの主人公もそうでしたね。

    リバウンドについては、以下の記事でも考察しています。
    https://oziii18.com/basket/basic/rebound/

    更に、オフェンスが思ったように展開できず、苦し紛れのシュートを打ってしまったとしても、オフェンスリバウンドが獲得できれば、それを帳消しにしてくれます。

    このように、オフェンスリバウンドは、ディフェンスリバウンド同様にチームが勝利するために非常に重要な要素となります。
    まさに、「リバウンドを制するチームはゲームを制する」ですね。

     リバウンドへの強い意欲

    リバウンドはゴールとの位置関係的にディフェンス側が有利となりますので、オフェンスリバウンドを獲得できる確率は一般的に低くなります。
    そのため、ディフェンスリバウンド以上に「何が何でも自分がボールを取る」という強い意志が必要となります。
    もしも相手にリバウンドを取られてしまっても、諦めずにボールを奪う姿勢も重要です。
    相手がボールコントロールを始めたとしても、諦めずにプレッシャーをかけることでファストブレイクを遅らせることにも繋がります。

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