【スキル体系】オフェンスリバウンド基本

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オフェンスリバウンド全体に影響を与える基本要素について解説します。

スキル体系図

解説

 オフェンスリバウンドの重要性

オフェンスリバウンドを獲得すると、1回の攻撃で何度もシュートにチャレンジすることができます。
リバウンドボールはゴールに近い場所で獲得できることが多いため、確率の高いシュートを打つことができます。

得点期待値を見ると、オフェンスリバウンドを1回取ることで、1回の攻撃における得点期待値が2倍になることが分かります。
シュート確率を50%とした場合、1回のシュートの期待値は1.0点。
オフェンスリバウンドを1回取ることで期待値は2.0点となります。

シュート確率が同じチーム同士が試合をした例を考えます。
両チームともディフェンスリバウンドをきっちり取ったとしたら、得点はだいたい同じ。競った試合となります。
オフェンスリバウンドは、この拮抗した両チームの得点バランスを崩すことができます。
オフェンスリバウンドを取るということは、相手の立場でディフェンスリバウンドを取り逃すということですから。
そのため、1人でも優秀なリバウンダーを育てることができれば、チーム力を飛躍的に向上させることができると言われています。
スラムダンクの主人公もそうでしたね。

リバウンドについては、以下の記事でも考察しています。

更に、オフェンスが思ったように展開できず、苦し紛れのシュートを打ってしまったとしても、オフェンスリバウンドが獲得できれば、それを帳消しにしてくれます。

このように、オフェンスリバウンドは、ディフェンスリバウンド同様にチームが勝利するために非常に重要な要素となります。
まさに、「リバウンドを制するチームはゲームを制する」ですね。

 リバウンドへの強い意欲

リバウンドはゴールとの位置関係的にディフェンス側が有利となりますので、オフェンスリバウンドを獲得できる確率は一般的に低くなります。
そのため、ディフェンスリバウンド以上に「何が何でも自分がボールを取る」という強い意志が必要となります。
もしも相手にリバウンドを取られてしまっても、諦めずにボールを奪う姿勢も重要です。
相手がボールコントロールを始めたとしても、諦めずにプレッシャーをかけることでファストブレイクを遅らせることにも繋がります。

上位の記事


スキル体系図の見方

参考文献