【ミニバス指導】スキル体系図 – 概要とフォーマット
ミニバス指導における練習計画の必要性を学ぶ過程で、「選手に学んでほしい項目」を細かく分解した「スキル体系図」を作成することが効果的であるとの結論に行きつきました。
今後「スキル体系」というカテゴリーに、私の学習結果をまとめたスキル体系図を載せていきます。
スキル体系図は、自分のためにも、なるべく統一的なフォーマットで作成しています。
この記事では、スキル体系図の見方、フォーマットについて説明したいと思います。
はじめに
まずはじめに、今までの経緯をおさらいしておきます。
練習計画を作成するための手順は、下図の通りでした。
この中の「必要項目の体系図」の部分。
この体系図をまとめることが、育成年代、主にミニバス指導現場にとって重要であるとの結論に達しています。
その理由については、過去の記事を参照頂けたらと思います。
以下にリンクを載せておきますが、「バスケ指導」カテゴリで一覧表示することも可能です。
【ミニバス指導】練習計画の大切さ
【ミニバス指導】練習計画を立てるための手順
【ミニバス指導】練習計画 – 選手に学んでほしい項目の列挙
【ミニバス指導】溢れる情報から最適なものを選択することがコーチの役割
【ミニバス指導】練習計画 – スキル項目分解の必要性
【ミニバス指導】練習計画 – スキル項目分解の実践
【ミニバス指導】練習計画 – ミニバスで習得すべきスキルの全体像とは?
【ミニバス指導】練習計画 – 練習計画の具体例からミニバス指導現場に生かせること
そして、様々な情報を元にまとめてきたスキル体系図を、今後「スキル体系」というカテゴリーに蓄積していこうと思います。
スキル体系図は、自分のため、そしてミニバス指導現場で使用するため、なるべく分かりやすいように汎用的なフォーマットを心がけて作成しています。
今回は、概要とフォーマットについて説明したいと思います。
具体的な内容の説明は、次回以降になると思います。
スキル体系図
説明のための例として「ディフェンスリバウンド」のスキル体体系図を取り上げます。
下図が作成したスキル体系図です。
選手に学んで欲しい項目として「ディフェンスリバウンド」を取り上げました。
具体的に何を習得すればディフェンスリバウンドが強いチームになるのか?という視点で、分解していった体系図となります。
スキル区分
ミニバスの指導経験や、書籍や動画教材など多くの情報を元にして、種類を問わず列挙しています。
そのため、スキル区分を定義して分類することで、どのようなスキルであるか分かりやすくしています。
また、スキル区分がひと目で分かるようにアイコンも描きました。
アイコン | スキル区分 | 説明 |
---|---|---|
人間性・精神力 | 意欲、粘り強さ、忍耐力といった、人間性や精神面に関する項目です 「声を出す」といったチームの決まりごとに相当する要素も含めています。 |
|
予測・判断 | 相手の動きや、ボールの軌跡など、予測や判断力を要する項目です。 | |
知識 | 座学等で勉強すれば習得可能な項目です。 | |
身体能力 | ジャンプ力、筋力、コーディネーション能力といった、バスケットボールを行う上で一番元になる能力です。 | |
身体の使い方 | フットワークやボディコントロールなど、バスケットのスキル習得を行う上で基本となる身体の使い方です。 | |
個人スキル | バスケットに必要の中で、個人のスキルに関する項目です。 | |
チームスキル | バスケット技術の中で、個人が連携しチームとして達成する項目です。 | |
戦術 | 個人スキル、チームスキルを発揮するために必要な、チームの戦術に関わる項目です。 |
スキル要素の関係
スキル要素の関係を線や囲みを使って表しています。
下表の通り、自分の中で決まりを設けて統一的に描くようにしています、
スキル種別
スキル種別を以下のアイコンで表しています。
アイコン | スキル種別 |
---|---|
オフェンス | |
ディフェンス | |
シュート | |
ドリブル | |
パス | |
リバウンド | |
コーディネーション、ボディコントロール、フットワークなどファンダメンタル(基礎) |
おわりに
今回は、私が作成したスキル体系図のフォーマット、見方についてまとめました。
スキル体系図の内容について、次回から見ていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また!