【ミニバス練習】3秒シュート

バスケ練習ミニバス, 練習メニュー

こんばんは!
今回はレイアップシュートの練習について書いてみます。
その名も3秒シュート。時間制限を設けることで、速さと正確さの両方を鍛えます。
今回もミニバスの現場でやってみた感想、ポイント、注意点など、紹介していきたいと思います。

概要

「3秒シュート」という名前が表している通り、3秒以内という時間制限を設けたレイアップシュートの練習となります。
時間制限の無いタイプのドリブルシュート練習も数パターン取り入れていますが、この練習は、時間制限があることでドリブルの速さとシュートの正確さ、そして精神的にも適度なプレッシャーをかけることができる良い練習だと思います。
時間効率も良いので、試合前のアップでも良くやっている練習です。
それでは、見ていきたいと思います。

手順

全員が下図ように3グループに分かれ、コーンの位置に並びます。
タイマーを3秒周期でブザーが鳴るようにセットします。

ブザーが鳴ったらドリブルスタート。
次のブザーが鳴る3秒以内にレイアップシュートを決める。
これだけの練習です。

3秒シュート 手順

1番の選手がシュートしたら、次は2番、その次は3番。
というように、3秒周期のブザーが鳴るたびに、1人ずつシュートを打っていきます。

ポイント

ポイントは、概要でも言いましたが、3秒以内という時間制限があることから以下の通りです。

スタートのブザーに素早く反応する反射神経。
最短でトップスピードまで持っていくための、脚力とドリブルスキル。
トップスピードのドリブルからの、正確なシュート力。

更に、試合中のゲームクロックが残り3秒!という状況をイメージさせます。
しかも1点差で負けている状況。
3秒以内に何が何でもシュートを決めなければ負けてしまうという状況です。

しっかりイメージすることができれば、良い緊張感の中で練習を行うことができます。

注意点

また、ミニバスあるある言いたくなってきました。

スタート位置、少しずつ前に行きがち。

コーンまで立てて、スタート位置をしっかり決めてるのに、やっていくうちに徐々に前にずれていくのです。
シュートまでの距離がだんだん短くなっていきます。
力を出し切ってギリギリ間に合うかどうかという距離でなければ意味がありません。
コーンの位置からスタートすることを徹底させること。
そして、ちょいムズの難易度になるようにスタート位置の調整が必要となります。

しばらくすると、スタートのブザーが鳴る前から走り出す子も出てきます。
それじゃ、全く意味がありません。
ブザーが鳴るまでは、スタート位置でピタッと止まっていなければなりません。
ブザーと同時にドリブルを始める反射神経を鍛えることも目的だからです。

練習に慣れてくると、ドリブルスピードを上げるために、ドリブルの回数を減らし出します。
前へ前へ突き出すドリブルです。
すごく良い工夫だと思います。狙い通りです。

でもね。。。投げるのは良く無い。
真ん中ぐらいまでポーンと投げて、そこまでダッシュ!一回ドリブル付いてシュート!
ってそれだと、ドリブル練習になってないよね。

ポイントが複数あると、1個や2個必ず忘れがち。

更なる効率化のために

まだ、うちのチームには、ミニバスあるあるがあります。
いや、これはうちのチームだけかもしれません。

次に並ぶ場所、間違えがち。

始め均等にグループを分けたはずなのに、「ここ1人しかいない!」ってなることがよくあります。

「シュートしたら左側にずれる」って決めてるんですけどね。下図の通り。

3秒シュート 2人目
3秒シュート 3人目

1人2人必ず右側にずれる、または同じ場所に戻ってしまう人がいるのです。

これに関しては、「シュートしたら左にずれる」、「一番左まで行ったら次は右」。
全員ができるようになるまで、始める前に言い続けるしか無いと思います。

おわりに

今回はシュート練習について書いてみました。
簡単な練習ではありますが、その中にも複数の目的、鍛えられるポイントがあります。
練習に共通して言えることは、いかにポイントを理解させるか。書いていて改めて感じました。
いくら良い練習でも、目的を履き違えてしまうと意味の無い練習になってしまいますからね。

最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた!