【ミニバス指導】溢れる情報から最適なものを選択することがコーチの役割
ミニバスチームを運営する上で、練習計画の大切さを勉強してきました。
現在、自身の経験や、書籍、周りの方々からの指導など、あらゆる情報の中から必要なものを列挙するという作業を行っています。
この作業を行っていて思うこと。世の中情報で溢れかえっている!
溢れかえった情報をどう処理するのかが、非常に重要だと思いました。
この後のためにも、考えを一度整理しておきたいと思います。
はじめに
練習計画について、今まで以下の通り学んだことを書いて来ました。
【ミニバス指導】練習計画の大切さ
【ミニバス指導】練習計画を立てるための手順
【ミニバス指導】練習計画 – 選手に学んでほしい項目の列挙
学んだ結果をまとめた、最新の図は以下の通りです。
前回の記事では、新たな要素「項目を分解して関連を定義」を追加することで、全体的に納得のいく手順になりました。
今回は、「項目を分解して関連を定義」の部分を掘り下げようと思っていましたが、その前に「選手に学んで欲しい項目を列挙」を実践するにあたって考えたことを書いていきます。
世の中バスケ指導に関する情報が溢れかえっている
選手に学んで欲しい項目を列挙するため、以下の主に以下の情報源を基に洗い出しを進めています。
- 過去のミニバス指導の経験でアウトプットしてきたスローガンや決まりごと、月間テーマ、練習メニューを振り返る。
- バスケットボール指導教本、バスケットボールの教科書など、普段参考にしている数々の書籍を読み返す。
- JBAホームページに公開されている習熟度別指導内容のスキル一覧を参照。
- JBAで出している動画教材や、有名指導者の方が出しているDVD教材。
- 普段参考にさせて頂いている、有名指導者の方のブログやYouTubeチャンネルなどを参照。
学んで欲しい項目を列挙するというアウトプットを前提として、改めて情報収集に励んでいます。
この作業をやっていて、つくづく思うこと。
世の中バスケ指導に関する情報が溢れかえっている!
グーグル先生にちょっと尋ねただけで、星の数ほどの情報を提示してくれます。
いつも見ている情報以外にも、こんなのもありますよって。
知らなかった有名指導者のブログとか見つけてしまって、しばらく見入ってしまったり。
見るモノ全てが、本当にその通りだ。子どもたちにやらせたら絶対上達するなぁと思えてしまう。
そりゃそうですよね。有名で実績のある指導者の方々が、実際に効果のあった情報を流している訳ですから。
多分、何をやっても一定の効果はあると思います。
ネットや書籍など有名な方が発信した情報でなくても、身近なコーチ間の会話でも「確かにいい取り組みだ。うちも取り入れよう。」など、その都度思ってしまいます。
情報を提供頂ける方々も、みんな自分がやってみて効果があった生の声ですから、とても貴重な情報です。
本当に便利な世の中になったものです。
書籍も電子書籍で安く、読みやすくなり、読書の効率も上がりました。
ネット上には無償かつ有益な情報が膨大に転がっています。
LINE、Twitter、FaceBookなどSNSの普及により、指導者間のコミュニケーションも簡単に取れるようになりました。
やる気さえあれば、誰でも簡単に収集可能な情報の海。
情報の海に呑まれて溺れてしまうのか、波を捕まえて乗りこなすのか。
膨大な情報をどう扱うか?がカギになるということは言うまでも無いと思います。
優秀なコーチとは?
「溢れる情報をどう扱うか?」について、私が参考にしている書籍の中に良い記述がありました。
「バスケットボールの教科書 1巻 技術を再定義する」鈴木 和良 著 。
全4巻の中の一番最初に、優秀なコーチが以下の通り定義されています。
一昔前の優秀なコーチとは、情報を「知っている」こと。
「バスケットボールの教科書 1巻 技術を再定義する」鈴木 和良 著 の中から抜粋して要約
現在の優秀なコーチとは、溢れる情報の中から最適なものを「選択できる」こと。
本当にその通りだなぁと、練習計画を立てる作業を行っていて改めて思いました。
溢れる情報は全て正しいはずで、何をやっても一定の効果は得られるはず。
しかし、得た情報を全て試すことは到底不可能です。
時間は有限だからです。
有限の時間で、何を行うのか?
「スローガン」や「チーム・選手の状況把握」から、最適なものを選択することがコーチの腕の見せ所とのことです。
やっぱり練習計画は重要
溢れる情報の中から最適なものを選択できることが優秀なコーチとのことでした。
最適なものを選択するためには、「スローガン」、「チーム・選手の状況把握」が必要です。
まさしく、今取り組んでいる練習計画ですね。
つまり、最適な情報を選択できる優秀なコーチは、明確な練習計画を持っているということ。
ますます練習計画は重要であることが分かりました。
更に思ったこと。
無数にある情報を闇雲にインプットしまくるのも、時間は有限であることを考えると得策じゃないと思いました。
練習計画でチームや選手に必要なことが明確になっていれば、インプットの段階でフィルタリングすることも可能と思いました。
極端な話、マンツーマンディフェンスしかやらないと決まっているチームなのに、ゾーンディフェンスの情報をいくら収集したって役に立ちませんからね。
おわりに
バスケ指導に関して世の中に溢れる情報。
チームや選手にとって最適なものを選択することがコーチとして大切であることを再認識しました。
そして、最適なものを選択するための判断基準しても、練習計画が重要であることが分かりました。
引き続き、頑張っていきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた!