【ミニバス】時間を大切にするチームは強くなる

2022-04-27バスケ知識チーム, ミニバス

こんばんは!

今回は、私がチーム運営で重要視していることの中から「時間」について書いて行きたいと思います。
長くチーム運営されている先輩方からすれば、ごく当たり前の内容かもしれません。
新米コーチの奮闘ぶり、ご覧ください。

時間を大切にするということ

過去2回に渡り、チームの決まりごとを題材に書いてきました。

3つあるチームの決まりごとから、今回は3つ目の「時間」ついて。

下図は、体育館のホワイトボードに貼っている紙の抜粋です。

時間を大切にする
時間を大切にする

男子小学生は特に、この時間を大切にするということが大の苦手だと思います。
同年代の女子と比べても明らかに違います。

隙があればおしゃべり。
練習と練習との切り替えはダラダラ。
強めに言って、その時は良くても、またすぐに戻る。

「集合はダッシュ!」「練習の切り替わりを素早く!」「話は集中して聞く!」。
始めの頃は、それぞれ個別に何度も言っていました。

「感謝」「声」と同様、このダラダラについても「なぜ?」を理解すれば少しは変わるのでは?
決まりごとに組み込むことにしました。

なぜ時間を大切にするとチームは強くなるのか?

これをしっかりと理解してもらえれば、少しは行動が変わってくれるはず。
説明としては単純です。

ムダ時間を減らせば、減らした分、多くの練習を行うことができる。
練習をいっぱいすればするほど上手くなる。
だから、時間を大切にすれば上手くなる。

話をすれば分かってくれます。した直後はね。。。
分かっていても行動に伴わないのが小学生。

この手の決まりごとの話は、何度も何度も繰り返し話をする必要があります。

「決まりごと3つ目ってなんだっけ〜?」って疑問形にしてみたり。
時には、ドラクエに例えてみたり。
「ドラクエやったことありませ〜ん!」って言われてみたり。

最低6回繰り返して、やっと定着するというお話も聞いたことがあります。
コーチには忍耐力が必須です。

練習時間を記録して日々改善

うちの小学校の部活動は、平日は基本的に16時に始まります。
16時。。。普通にサラリーマンしてたら行けるはずが無い時間です。
私は明るいうちに帰るなんて奇跡に近い仕事でしたので、平日は全滅。
代わりに出張がない限り、土日は行くようにしていました。

私含めコーチ陣みんながそういう状況。
平日は、子供たちと見守りの保護者の方だけで頑張ってもらうしかありません。

新しい練習メニューを追加する時も、土日に説明した通りに平日やってもらう。
土日に部活が無かったり、仕事が入って誰も行けなかったりすると、保護者に練習メニューを持って行ってもらって紙を見てやってもらう。ということも多々ありました。

そんな中、少しでも練習効率を上げる方法は無いか?と思いついたのが、練習時間を記録してもらうこと。
副キャプテンに「決まりごとを推進するリーダー」という役割を与え、記録してもらうことにしました。

下図が練習時間記録用紙。実施に記入したものです。
部員に息子がいますので、毎日持って帰ってきてもらい、私がよなよなチェック。

練習時間記録記入例

うむ。字が汚いのはまあ良しとしよう。
練習しながら、急いで書いている訳だしね。
ただ。。。なんだ右上のやつ!?
猫なのか!足の数多くね!?

猫なのか?

はい。
実践してみた結果、すぐに効果を実感することができました。

まず、監視されているという意識から、前よりも明らかに練習効率が上がりました。
その時期は、細かい練習を数多く組み入れていたことで、ムダ時間も多く、時間内に全ての練習を行えない状態でした。

この取り組みを行ってから、できた練習が日を追うごとに増えて行きました。
そして全部熟せるようになり、練習時間にかける時間が短くなっていき、最終的には備考欄に「時間が余ったので○○をやった」と、自分たちや見守りの保護者と相談して練習を追加することも出てきました。

もう一つの効果は、コーチの立場で状況を把握する材料が1つ増えたこと。

今までは、子どもや見守りの保護者の方から話を聞くぐらいしかありませんでした。
「今日の部活順調だった?」
「順調は順調だったけど、途中で具合悪くなって○○くん早退した。」
って感じで。

それが、時間という目に見える形で情報が得られるようになりました。
練習が多すぎれば減らし、少なければ増やし、という調整を、土日以外でもリモートで行えるようになりました。
(リモートと言っても、いつもヨメに行ってもらって、伝えてもらってたんですが。ヨメに感謝!)

部活動の場においても、改善を行う上で「見える化」が重要だということが分かりました。

今現在(2月はコロナで中止になりましたが)は、部活に行けることが多くなりましたので、この取り組みは中断しています。
限りある時間で内容の濃い練習を行うため、時間の管理はとても重要だと実感しました。今後も引き続き取り組んで行きたいと思います。

以上、今回は時間について書いてみました。
今後もコーチ業や審判などバスケに関する試行錯誤っぷりを紹介して行きたいと思いますので、よろしくお願いします!

それではまた!

2022-04-27バスケ知識チーム, ミニバス

Posted by oziii18