JBA公認 D級コーチライセンスを取ろう!

2022-02-07バスケ知識JBA, コーチ

おはようございます!

だいぶ前の記事になりますが、JBA公認E級コーチライセンスについて、以下リンクの記事を投稿していました。

JBA公認 E級コーチライセンスを取ろう!

JBA公認 E級コーチライセンス取得!

その後、ミニバスコーチとなり、もう半年以上前になりますが2021年6月にD級コーチライセンスも取得していました。
更に、帯同審判として必要に迫られ、審判E級も取得して現在(2022年1月)に至ります。

今回の記事では、D級コーチライセンスについて取り上げ、書いてみようと思います。
取得してみようと考えている方の参考になればと思います。

JBA公認D級コーチライセンスとは?

コーチライセンス制度については、JBAホームページに詳しく載っています。

http://www.japanbasketball.jp/coach/outline/

「新ライセンス体系」のところに、分かりやすい図が載っていますね。
この図から、E級コーチ、D級コーチの部分を読み解くと、以下のように解釈できるかと思います。

区分指導対象年代できること
E級コーチ児童期〜少年期バスケットボール専門外の顧問教員(中学・高校)は、E級を保有することによって指導できる。
E級コーチ青年期以降青年期移行の健康の保持・増進やレクリエーションを主な目的とするチーム及びプレーヤーの指導ができるライセンス。
D級コーチ児童期〜少年期育成年代の指導に必要なライセンス(個々のプレーヤーの育成)。
ライセンス区分とできること

E級コーチは、幅広い年代に対してバスケットを「普及」させることが目的。
これに対して、D級コーチ、更にその上のC級コーチは「育成」が目的。

D級とC級の違いは、対象年代の違いにあるようです。
D級は、児童期(〜12歳)。
C級になると、児童期(〜12歳)と年少期(〜18歳)の両方をカバー。

私はこの説明を見て、育成に関わるようになったからD級とっておかないと!と思った訳です。

取得にかかる費用と有効期間

E級コーチは「普及」が目的であることから、取得するのも簡単、費用も安価です。
費用や有効期限について、E級とD級の部分について、JBAホームページより引用して比較してみます。

E級コーチD級コーチ
受講料2,200円13,200円
登録料1,000円/4年3,000円/年
資格有効期間4年1年
費用と有効期間

E級コーチは、一度取得すると4年間有効となります。
登録料も4年で1,000円。1年だと250円。安いですね〜。

これに対して、D級コーチになると一気に費用が上がります。
ライセンス取得するため、講習会の受講料が13,200円。
登録料は、毎年3,000円かかります。

その他、E級ライセンス取得時に購入しているはずですが、持っていない方は指導教本2冊の購入が必要となります。
講習会会場でも売られていました。

バスケットボール指導教本 改訂版 上巻(2,310円)
バスケットボール指導教本 改訂版 下巻(2,860円)

私の場合には、地元の八戸開催ではなく、津軽地区で開催された対面講習に参加しました。(青森県在住です)
そのため、みちのく有料道路や東北道を駆使して行きましたので、高速代。
2日間開催となりますが、片道2時間の距離を通うのが面倒なので、弘前に1泊。宿泊費。

せっかくなので、久々に弘前城に行ってみましたが、工事してて入れなかったので、お金はかからず。
コロナ禍で飲みにも行けなかったので、飲み代かからず。
帰りに「道の駅なみおか アップルヒル」で、家族に頼まれたプリン買ったので、お土産代。
昔なぜか東京のお客さんに教えてもらった「葉とらずりんごジュース」を思い出して、いっぱい買ったのでジュース代。(これ昔は、なかなか手に入らないって聞いてましたが、今は結構買えるみたいですね。こないだ近くのユニバースにも売ってた。)

更に私は審判もやるので、審判ライセンス、マスク、ホイッスルカバー、審判用の服と靴。
他にもスポ少大会に出場するため、日本スポーツ協会の講習会受講料、登録料。スポ少だけでも万単位。
あと、「コーチ、いっつも同じ服着てるよね〜」って言われないために、コーチっぽい服。
などなど。

まあ、とにかく金かかるんすよ。色々と。

自分含め周りは、みんなボランティアの外部コーチ。
「コーチってホント金かかるよな〜」がコーチ仲間で良くある会話です。笑

今までかかった費用をまとめてみるのも面白いかも。今度書いてみるか。
まあ、スキル向上のための自己投資。
自分的には全然いいんですけどね。ただ、ヨメがね…

講習会の申し込み方法

2022年現在は、コロナ禍なので、対面講習の他にオンライン講習会もあるようです。
自分が取得しようとした2020年度〜2021年度にかけては、しばらく講習会が行われていない期間がありました。

いつ取れるんだろう?と思っていたところに、オンライン講習会の案内メール。
Zoomを使って家にいながら受講できるとのこと。
色々調べると、申し込みが殺到してすぐ定員いっぱいになるらしい。。。
申込み開始5分前にパソコンの前にスタンバイ!
開始時間と同時に、申し込みボタンをクリック!
やばい、画面展開がすごく重い。
やっと画面展開した!
「定員に達したため、申し込みが受け付けられませんでした。」的なメッセージ。。。

同じく申し込もうとしていた別のコーチは、申し込み画面にすら重すぎて行けなかったとのこと。2020年度ラストの開催でした。ちょうど1年前の話です。

その半年後、対面講習会の案内があり、すんなりと申し込むことができました。
コロナ禍のため、試験的に対面式で開催するようでしたので、これを逃すとしばらく取れないかも!と、地元から遠かったのですが、津軽地域の講習会を受講しました。

南部弁しかしゃべれないけど大丈夫でした。

講習会の状況

E級ライセンスは、eラーニングによる講習となりますが、基本的にはスライドを見て、選択式の問題に答える。という形でした。
しかし、D級の講習会は、対面式ですので全く違う講習会でした。
感想を一言で言うと「すんごく勉強になった!受けて良かった!」でした。

基本的には、コーチデベロッパー(コーチを育成する方)の司会進行によるグループワーク。
以下のJBAホームページのリンク先に、カリキュラムが載っています。(D級コーチのところを見てください)

http://www.japanbasketball.jp/coach/cultivation/

仕事では経営論的な講習会をずっと受け続けていましたが、ここまでコミュニケーション、アウトプットを徹底した講習会というのは初体験でした。
毎回組んだことが無い人とグループを組み、グループ内で司会、書記などの役割を瞬時に決める。
ゴールを定めて、コミュニケーション。みんなで答えを出す。発表して参加者全員で共有。
ただ講義を聞くだけの講習会とは異なり、常に頭はフル回転、ひたすらアプトプットが必要。
非常に濃い2日間でした。

初日に話を巻き戻すと、一番最初にやったことは隣との自己紹介。
その後、立ち上がって更に5人と自己紹介。

南部弁しかしゃべれないけど大丈夫でした。

その後は、体育館に移動しての演習でした。流れとしては、

  • 申し込み後に配布されるワークブックに予め自分の考えを書いて行く。(それなりにボリュームあります。自分は1日目の分だけ事前に書いて行き、2日目は前日ホテルで頑張って書きました。笑)
  • コーチデベロッパー司会進行で、各コマの課題、ゴールを設定。みんなで共有する。
  • 課題について話し合い、グループとしての答えをまとめる。
  • まとめた答えを発表して共有する。
  • ゴールが達成できたかを振り返りワークブックに記述。発表して共有。

課題の内容は、一部ですが、ざっと書くと以下のようなものでした。

  • グッドコーチとは?選手のモチベーションをどう高めるか?といったコーチング的な内容。
  • 普段の部活で行えるようなアップを作ってみる。
  • 様々なシュートを、使う場面やり方含め、実際の中学生に対して教える。
  • 2対2の状況で、選手はどのような動きを取るべきか。
  • 実際に3対3のゲームをやって勝たせるために具体的な作戦を指示する。

講習会を通じてとても勉強になったことは、
バスケットの指導に正解は無いことを改めて実感したということ。
これだけコーチが居れば多くの考えがあり、指導対象の子供たちのスキル、特性も一人ひとり違う。
そのなかでコーチは、何を根拠にその指導を選択したのか、しっかりと考えを持ち分かりやすく周りに伝えることが重要。
でした。

講習会を通じて、コーチデベロッパーの方には、大変ためになる勉強の場を提供いただき本当に感謝です。
そして、青森県内の多くのコーチの方々と出会い、たくさん貴重なお話をお聞きすることができました。
その後何度か練習試合をやらせて頂いた学校もありますね。
本当にありがとうございます。

D級コーチライセンスに合格

2日間の講習会をしっかりとやり終えれば、基本的に合格になるのではないかと思います。
コーチデベロッパーの方が合否を決め、後日メールで通知されますので、全員が合格したかどうかは分かりませんが。
講習会冒頭のオリエンテーションで流れるスライドに「講義の最中の、電話等による退室は認めない」と書いていましたので、講義態度が悪かったり、ワークブックに記入して無かったりすると、不合格になるのかもしれません。

私は、講習会の一週間後ぐらいに「修了確定」のメールが来ました。
TeamJBAのホームページで1年分の登録料を支払い、晴れてD級コーチとなりました。

プチ便利なこと。
E級コーチまでのライセンス証は、自分で印刷して、ネックストラップに入る大きさに切って使う必要がありました。
それがD級コーチになると、カードタイプとなります。
D級コーチとE級審判をほぼ同時に取ったため、審判ライセンスもカードタイプなのかもしれません。
XEBIOのポイントカードと一体となり、裏面がライセンス証となっています。
いつも印刷した紙を無くして、大会前にバタバタしていたので地味に便利です。笑

いかがでしたでしょうか?
コーチライセンス取得を検討している方の参考になれば幸いです。

それではまた!





2022-02-07バスケ知識JBA, コーチ

Posted by oziii18